入院患者の医薬品に対する注意点

入院して心臓カテーテル検査などを受けると、その結果から病名や進み具合などの診断がつきます。すると、まず病状にあった薬が処方され、退院になります。

その後は、薬を飲みながら定期的に外来に通う人、再入院してカテーテル治療を受ける人、あるいは手術を受ける人に分かれます。重症の場合は、入院したまま手術などの治療に進むこともありますが、いずれにしてもほとんどの人が薬を飲むことになります。

入院中の薬の管理についてですが、新しい薬の服用が始まることをまず医師が患者に説明し、薬を飲み始めてからは、医師や看護師、薬剤師が薬の効果を観察するなど、服用を管理します。

しかし退院後は、患者と家族がそれを継続していかなければなりません。入院中は薬の内容や量が調整されているので、それほど心配要りませんが、退院してから副作用などが出る場合もあるので、家族も薬について理解しておいたほうが望ましいでしょう。

最近では入院期間が短縮される傾向があり、入院中に薬について正しい知識や理解などが十分でないまま、退院になる場合もあるのではないかと思われます。

薬の袋に記載された指示を見て、指示どおり飲めばいいといえば確かにそうですが、やはり治療の一環ですから、治療を主体的に受けていくために、薬は患者がよく理解して飲みたいものです。退院後の家族の役割は、入院中に引き続いて「患者が薬の管理を確実に安全に出来ているかを見守り支援していくこと」です。

循環器の薬で大切なことは、命を司る心臓に対する薬であるため、一つ一つが重要なものが多く、医師の指示によって開始し、医師が中止と判断して初めて止められるものが多いということです。